株式取引の基礎知識

株式市場と証券取引所って?

「一部上場」とは、株式市場の中の『第1部市場』に上場していることですが、では、「株式市場」はどこにあるのでしょうか。株の取引は株式市場で行われていますが、「株式市場」と名前の付いた市場(いちば)があるわけではありません。「どういうこと?」と思われる方もいると思いますので、一度整理してみましょう。

証券取引所ってどこにあるの?

株の売買は「証券取引所」で行われます。証券取引所は、株の売買だけでなく、上場するための基準を設けて上場を希望する会社の審査をしたり、上場後も一定のルールが守られているかどうかなどを監視しています。

証券取引所ってどこにあるの?

かつては代表的な証券取引所として東京証券取引所、大阪証券取引所、名古屋証券取引所の3つがあり、日本の三大市場と呼ばれていました。

2013年1月に東京証券取引所と大阪証券取引所が経営統合。同年7月には大阪証券取引所での現物株式取引を東京証券取引所に一本化し、世界屈指の巨大なマーケットが誕生しました。また、地方市場として福岡と札幌に証券取引所があり、地元に根付いた企業が上場しています(大阪証券取引所は2014年3月、名称を「大阪取引所」に変更し、デリバティブ(金融派生商品)専門市場として新たなスタートを切りました)。

ちなみに証券取引所で扱う企業の株は企業名で呼ばれ、それを銘柄(めいがら)と言います。各取引所の銘柄数をみてみると、東京証券取引所はかつての大阪証券取引所に上場していた銘柄を加えて約3400銘柄。名古屋証券取引所が約300銘柄となっています。

各証券取引所には第一部市場と第二部市場があり、たとえば東京証券取引所第一部市場は「東証一部」のように略して呼ばれることが一般的です。

第一部・第二部のほかに「マザーズ」「ジャスダック」(ともに東京証券取引所内)など、勢いのある新興企業のための市場も用意されており、ここからさらに東証二部や東証一部への上場を果たす企業も数多く見られます。

株の取引は世界中で行われている

株の取引は世界中で行われている

国内の企業は各証券取引所で株の売買が行われますが、海外にも、その国の株の売買を行う証券取引所があります。海外の株を買いたい場合は、その国の証券取引所で株を買うことになります。有名な証券取引所としては、米国のニューヨーク証券取引所、英国のロンドン証券取引所がありますね。これに東京証券取引所を加えて世界の三大株式市場といわれています。また、最近では成長目覚ましい中国や東南アジアの株も注目されており、それらも香港証券取引所や上海証券取引所、シンガポール証券取引所などで取扱っています。