株式取引の基礎知識

「株」はどうやって売り買いされるの?

高い配当金を受け取れたり魅力的な株主優待がある株ならば、すぐにも買いたいと思うでしょうが、では、実際に株はどうやって買えばいいのでしょうか。詳しくみていきましょう。

株式を売買する窓口、証券会社

株式を売買する窓口、証券会社

さまざまなメリットがある株ですが、気に入った会社の株を買おうとして証券取引所に行っても買うことはできません。

  「えっ?株は証券取引所で売買しているんでしょ?」との声が聞こえてきそうですが、証券取引所では確かに株の売買を行っているのですが、私たち個人投資家には直接売ってはくれません。証券取引所は会員制になっていて、会員である証券会社にしか株の取引を許していないのです。ということで、私たちが株を買いたいと思ったら証券会社から買うことになります。売る時も証券会社を通して売るわけです。

  証券会社はいわゆる仲買人のような役割になりますね。わざわざ証券会社を通すことが面倒だと思う方もいるでしょうが、証券会社が間に立ってくれるからこそ、私たち個人投資家は非常にスムーズに取引ができるようになっているのです。

  もし証券会社がなかったら、株を買ってくれる相手や売ってくれる相手を自分で探さなくてなりません。数千社ある中から、ちょうど良いタイミングで値段の折り合いがつく株を自分一人で見つけるのは不可能に近いことですね。でも証券会社が間に立ってくれればそれも簡単にできます。また、市況情報や取引のアドバイスをくれるのも証券会社です。

  このように証券会社は、単にブローカーの役割をするだけでなく、さまざまなサービスを提供してくれますから、特にこれから株の取引を行おうと考えている方にとって、証券会社は頼れる強い味方なのです。

株を買ってみる。注文方法は2つだけ!

では、実際に株の売買はどうやって行われるのでしょう?

  株の売買も需要と供給の原理に従ってします。基本的には、欲しい人が多ければ株の値段は上がり、欲しい人が少なければ株の値段は下がっていきます。

株を買ってみる。注文方法は2つだけ!

まず、株の注文は「指値(さしね)」と「成行(なりゆき)」の2つがあります。

  指値は「○○円で買います」と値段を指定して注文を出すことで、成行は「いくらでもいいから買います」という注文。成行注文は指値注文より優先されますので、早く買いたい場合は成行注文が便利ですね。

例えばA社の株を1株300円で売りたい人がいて、200円以下でしか買う人がいない場合は、売買は成立しません。ところが、成行で「いくらでも買うよ」という人が現れればA社の株、1株300円で売買が成立します。この時のA社の株価は300円となります。

  このように買いたい人と売りたい人の値段が合ったところで売買が成立し値段が決まっていきます。

現物取引と信用取引

また、株の取引を始めると「現物取引」や「信用取引」という言葉を耳にするかもしれません。「現物取引」は100万円分の株が欲しければ100万円が必要になるように、欲しいものと同じ額が必要になる取引のこと。世間一般に行われている売買ですから、当り前と言えば当り前ですね。

 では、もうひとつの「信用取引」とはなんでしょうか。これは証券会社からお金を借りて取引することをいいます。これは、手持ちに100万円しかなくても300万円分の株取引ができるやり方で、株を「買う」取引ができるのは当然として、証券会社から株を借りて「売る」取引もできるのです。

 しかし、この取引は上級者向けですので取引に慣れるまでは、こんな取引があるんだなと頭の隅にでも入れておくくらいでかまいません。