証券コラム

2017/04/21 発見!有望銘柄のヒント

高速バスがグリーン車よりも高級化?

来週からはゴールデンウイーク。ことしは4月29日(昭和の日)が土曜日にあたってしまいましたが、5月6日が土曜日、7日が日曜日と言うことで例年より長い連休になる方もあるでしょう。みなさんはどちらへお出かけになりますか?

ことしの連休期間中も新幹線は混雑が確実ですが、いまは高速バスの利用者も増えています。大阪~東京間を例にとると、夜行列車が季節運転になったり、便数が少なくアクセスも悪いなどの要因でLCCの利用者数も伸びず。新幹線以外では高速バスが独り勝ちといった様相です。

JR各社の高速バス料金を検索できるサイトによると、料金は時間帯にもよりますが片道5,000円~7,000円ほど(大阪駅~バスタ新宿)。他の会社の平日格安便だと、なんと1,680円というところも!夜中や早朝に出発できるなどで所要時間をあまり気にしない方なら、かなり格安で東京~大阪間を行き来できます。

ちなみに大阪駅~バスタ新宿便で「足を伸ばせてラクラク、寝返りも打てるプレミアムシート」だと13,500円ほど。新幹線の新大阪~東京の自由席が13,620円ですから、値段はほぼ変わりません。

高速夜行バスが高級化

しかも実はいま「新幹線より高い夜行バス」が人気を呼んでおり、大手バス会社が相次いで東京と大阪を結ぶ便に参入しています。

各社の高級バスに共通するのは「座席数が少ない」ということ。JR関東バスと西日本JRバスが運行開始した「ドリーム ルリエ」は全18席。前後の座席間隔は1メートル以上確保されており、全席にパーテーションとカーテンを設置。プライベート空間で過ごせます。

こちらの運賃は10,400円から18,000円。新幹線の新大阪~東京の指定席が14,450円ですから、新幹線より高いケースもあるのです。

グリーン車より高い!

両備ホールディングスと関東バスが運行する「ドリームスリーパー 東京・大阪号」はわずか11席でしかも「完全個室」です。

身体を凸面で支えるため寝返りが必要ないクッションやウェルカムアロマ、プラズマクラスターに温水洗浄トイレ、パウダールームなどまさに「ホテル仕様」。緊急時には室内にある通報ボタンで乗務員に状況を知らせることもできます。

料金は片道2万円。グリーン車の新大阪~東京間が19,230円ですから、それより高価なまさに超高級バス。運営会社はこの価格設定でも「満席」に自信を示しています。

ゆったり安心を求めて

高速バスと言えば一部の会社でのハードな運行スケジュールが問題視され、ひところは残念な事故が相次いでしまいました。そのイメージを払拭したい旅行会社・バス会社は「休息するためのバス」という新しい価値観を創造しようとざまざまな工夫を凝らしているのです。

他にも全国多くの路線で高速バスが運行されています。新幹線一辺倒の筆者も、旅の選択肢拡大を兼ねて有望銘柄探しのヒントを発見したいと思います。